少し前ですが、兄から電話がかかってきました。
「おれ、やばいかもしれん。」
と言うので、多分やばくないだろうと思いながら聞きました。
ジムに通いだしたようで、
ハイテクマシンで体組織を測定してもらったそうです。
兄は、ジムの人とこんな会話をしたようです。
兄「これ、水分が65%っておかしくないですか!?病気じゃないですか?」
ジムの人「いや。そんなもんですよ。」
兄「絶対やばいでしょ!どう見ても体にそんな水流れてないって。」
ジムの人「水分量のことなので、大丈夫ですよ。平均的です。」
兄「…。」
その後、兄は納得いかないものの、施設の説明を聞いたようです。
その際に、わざわざ丁寧に、
自動販売機の使い方まで説明されたようで、
怪訝に感じたようです。
「なんか、馬鹿にされた気がする…。」
だそうです。
また、自分が病気かもしれないと不安だったようです。
自動販売機の過剰な説明は、
おそらく水分量に驚く大人を心配して、
ジムの人が気を使ってくれたのだろうと感じたので、
納得しました。
とりあえず、
「ジムで走って、いっぱい汗かいたら大丈夫だろ。」
と言って、やりすごしました。
その一年後、ちょっとしたマラソン大会の10キロの部に、
兄が参加して、二位になっていました。
水分を減らすためにも、よほど汗をかいたのでしょう。
お互い、昔はバスケットと駅伝をやっていたので、
なんとなく兄の走力は知っていましたが、
タイムを聞くと、現役時より速くなっていました。
弟も困った時は、すぐに僕に質問してきます。
弟は真面目な人で、反抗期でも、校則は守る人でした。
そんな弟が中学生の頃。
服装検査を翌日に控えていた弟が、
「学ランの下に着る服、茶色でもいいかなぁ?」
と聞いてきました。
そんなこと自分で考えろと思いましたが、
弟の生徒手帳を見ると、「白、黒、紺を基調とする。」
との記述がありました。
曖昧な記述でしたが、
「人生には失敗も必要だ。」といった内容の言葉を、
色んな有名人や一般人が言っているのを聞くので、
「大丈夫だで。」と言っておきました。
すると翌日、
「大丈夫じゃなかったで!!」と、
弟が珍しくキレ気味でした。
真面目な弟にとっては、校則を守れなかった自分が、
とても許せなかったのでしょう。
ただ、弟はどう見ても大丈夫そうだったので、
安心しました。
兄に刺激されてか、昔の自分を思い出してか、
最近、本格的に走りはじめました。
タイムも上がってくるのを見て、楽しくなってきたところです。
弟は真面目ですので、
せっかくの大学生活を遊ぶわけでも、バイトするわけでもなく、
勉学と部活に励んでいるようです。
でもそれが、今の自分から見ると、羨ましかったりもします。
色々思い出してみると、
自分が兄弟から、多大な影響を受けて育ったことが分かりました。